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令和二年七月豪雨による水害 御見舞
七月四日未明、前日より降り続いた雨は一段と激しくなり、瓦を叩く雨音で目が覚めるほどとなりました。朝方には防災無線から緊急避難指示が放送され、同時に枕元の携帯電話はけたたましく緊急アラートの警報音を響かせました。朝方、市長自らの緊急を告げる放送で、球磨川の決壊・氾濫の有り様を知りました。以降、降り続く雨に身動きもとれず、被害の情報に胸を痛めながら檀信徒の皆様の無事を祈るばかりでした。
一夜明け、歩いて檀信徒様の御宅を回りましたが、その光景は地獄絵図のようで、場所によっては泥に膝まで埋まりながら半日かけて青井・宝来町・相良町・薩摩瀬と歩きました。日を改め、戸越・林・大柿・球磨村渡など出来る範囲で救援の物資を携えて回りつつ、土砂の掻き出し作業等共にしておりますが、まさに掛ける言葉を失うほどの惨状です。
ここに被災されました檀信徒様をはじめ皆様に心より御見舞申し上げますと共に、一日も早い復旧、復興を強く御祈念申し上げます。
また高野山真言宗集団をはじめ、また全国の有縁の皆様より救援物資が多数寄せられております。必要なものなど何なりと御問い合わせくださいませ。 合掌
令和二年七月二十一日
高野山真言宗 高見山 南光院
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